最初の仕事はフリーマーケットの会員管理システム

私が初めてシステム開発を請け負ったのは、近畿大学在学中の1990年代半ばのことです。友人のつてで、フリーマーケットの会員管理システムの開発を依頼されました。そのシステムが評判を呼び、「知り合いのリフォーム会社にも紹介してもいいか」と声をかけてもらいました。これが、SAKSAKの原点となる出会いです。

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1998年、「利益が見えない」という経営者の悲鳴

1998年、紹介してもらったリフォーム会社の経営者にお会いしました。「仕事はたくさん取れているのに、なぜか手元にお金が残らない」という切実な悩みを抱えていました。

見積もりは紙で管理され、発注は担当者の記憶頼り、完工後の集計には何日もかかる状態です。粗利益をリアルタイムで把握する手段がなく、経営判断のしようがない。

私はそこで、受注・予算・発注・完工という4段階で粗利益を追跡できるシステムを開発することを決めました。「最後に残る利益」を守る仕組みを、設計思想の中心に据えたのです。

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「50万円で200万円を買う」という提案

そのシステムが評判を呼び、同業他社からも問い合わせが相次ぐようになりました。手応えを感じ、2003年4月28日に株式会社DATAKITを神戸市中央区に設立。「リフォーム統合管理システムSAKSAK」として正式に製品化しました。

SAKSAKの年間利用料は50〜100万円です。決して安い金額ではありませんが、私は一貫して「50万円で200万円を買う投資です」とご提案してきました。粗利益の漏れを防ぎ、発注コストを削減し、担当者の工数を適正化することで、その何倍もの利益改善が期待できるからです。

顧客管理・工事管理・見積機能を統合し、粗利の4段階管理を軸に据えた設計は、この時代から変わっていません。

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450社が選んだ理由——数字が語る信頼

2008年に導入企業数100社を突破し、2013年には200社超、2021年時点では約450社にご利用いただいています。

SAKSAKを導入した経営者の多くが「利益が見える化されて初めて、どこを改善すればいいかわかった」とおっしゃいます。「粗利益を守る」という一点に徹してきたことが、これだけ多くの会社に長く使ってもらえている理由だと思っています。

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まとめ

  • SAKSAKの原点は1998年、リフォーム会社の「利益が見えない」という課題への応答
  • 粗利管理の4段階(受注/予算/発注/完工)を設計思想の中心に
  • 顧客管理・工事管理・見積機能を統合したオールインワン設計
  • 「50万円で200万円を買う」という価値提案が導入の背中を押す
  • 2021年時点で約450社が導入——数字が信頼を証明している

中小企業経営者にとって、ITへの投資は「コスト」ではなく「利益を守る仕組みへの投資」です。SAKSAKがその一助になれば、これほど嬉しいことはありません。